時を越えた愛を考える。|映画「思い出のマーニー」感想(ネタバレ有)

思い出のマーニー

今日は久しぶりに時間が取れたので
映画を見てきました。初の一人映画(笑)

見たい映画を、自分一人で考えながら見るって
結構いいです。

誰かと見に行くのもいいですけど、
どうしても自分一人で考える時間が減りますからね。

今日は『思い出のマーニー』を見てきました。

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どちらもネタバレは控えますが
簡単なあらすじを。

 

『思い出のマーニー』よなたんあらすじ

自分のことが嫌いな女の子、「杏奈」が主人公。
喘息持ちで、その療養のために
親戚のお家へ遊びに行く。

彼女は様々なコンプレックスを抱えており、
そのために友人ができず、血の繋がっていない
親との間には心の隔たりがある。

村に来た杏奈は、とあるお屋敷を見つける。
もう人は住んでいない筈のお屋敷で、
杏奈はマーニーというブロンドの髪を持つ
不思議な女の子と出会う。

ーーーーーーーーーーーー

 

マーニーという女の子は誰なのか、
なぜ人が住んでいない筈の屋敷に住んでいるのか。

物語はその謎を明かさぬまま進んでいきます。
話が進む中で、杏奈は自分のこと、
親のこと、性格のこと、病気のこと、
様々なことと向き合っていきます。

なぜ私は不幸なのか。病気なのか。
なぜ私は恵まれていないのか。人と違うのか。
こうも性格が悪いのか。人とうまく付き合えないのか。

だれでも一度は悩むことかもしれません。
多感な時期の、12歳の少女が向き合うには、
少々厳しいことかもしれません。

でも、そんな杏奈の心に刺さるトゲを
抜いて傷を癒してあげるのは、
家族の深く大きな
奇跡とも言える「愛」でした。

青天の霹靂とも似通うところがあると感じました。
子供はよく親からの愛情を上手く受け取れない。
親も親で、自分の愛情をきちんと子供に伝えることが出来ない。

そうすることでコミュニケーションの齟齬が起きる。
子供は親のことが好きではなく、
親は子供に対する接し方が分からない。

家族の絆が失われていく。

このような家族関係は
とても多いと思います。
僕自身もそうです。

思い出のマーニーは、
そんな風にバラバラになった
家族の間の愛情を、さらに大きな愛で
包み込んでしまう、そんな物語です。

表現がわかりにくいかもしれませんが、
観れば分かります(笑)
僕自身の映画を見たイメージです。

 

以下ではネタバレを含んだ感想をお話しますので

まだ観てない人は見ないでね!!

ネタバレ有り感想

杏奈はもらいっ子で、母からの愛情を上手く受け取れていなかった。

しかも、偶然、親が自治体から里親の援助金を受け取っていることを知り、
それを自分に話していないという事実にショックを受け、
それ以来親のことを信頼できなくなり、感情を表に出すことも出来なくなってしまった。

 

結局、杏奈はおば(養母)さんの愛情を
きちんと受け取れなかっただけの話。

でも、これは仕方がないことだと思う。

援助金については誤解ではあるにせよ、それがなくても、
もともとも杏奈には捨てられた(感覚の)経験、
身体的に人とは違うというコンプレックスなど様々なものを抱えていた。

 

自分を愛する土台がなかったために、
親の愛情を受け取る土台がなかった。

 

僕は、そんな愛情の失われた杏奈の心の隙間を、
祖母であるマーニーが埋めたのだと考えている。

 

もちろんマーニーだけじゃない。大岩さん、
久子さん、さやかちゃん、いろんな人が
杏奈と向き合ってくれたと思う。

 

マーニーは結局幻だったのだろうけど、
僕はこれと『マホロミ』という漫画を重ねあわせた。

 

この漫画は『家が持つ残留思念が読み取れる青年』が主人公の漫画。
愛された家には魂が宿り、家が壊されようとするとき、
家が持つ残留思念が主人公をいろんなハプニンブ?に誘うというもの。

 

今回、あの屋敷に残っていた思念、
あるいはマーニーの深い愛情が、
杏奈に幻を見せたのだと思う。

 

誰だ2人を百合とか言ったやつ?(笑)

 

深い家族の愛、祖母の愛の物語だった。

 

杏奈は笑顔になれない自分、
他人と上手く接することが出来ない自分
口が悪い自分、病気の自分、
目の色が違う自分、いろんな自分を嫌いだったけれど、

 

それはただの「勘違い」。
何も悪いことなんてない。友達はたくさんいるべき、
人と上手く接するべき、みんなと同じであるべき、
そんな「想念」が杏奈を苦しめる。

 

大岩さん夫妻は良い意味で杏奈を気にしない。
良い意味でどうでもいいと思っている。

でも一方で気を使う面もあるけど、
杏奈は最初、それを「おせっかい」と思ってしまう。
人からの愛情を素直に受け取れないのかなと思った。
もちろんセツさんがただおせっかいだったかもしれないけど(笑)

 

大岩さん夫妻のような、
全てを容認してくれるような器の大きさは素敵だと思った。
なんでもガハハと笑い飛ばしてしまう大岩清正さんはマジでカッコイイ。

 

ちょっと言いたいことがありすぎてまとまらなくなってきたw

まとめちゃうけど、
最後の杏奈の「母です」は本当に感動しました。

 

この物語の僕的クライマックスはあそこです。
あそこから、彼女たちの本当の生活が始まるんだ!と嬉しくなりました(笑)

思い出のマーニー

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