『自分を愛する技術』加藤秀視著の新しい時代の自己啓発本

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このブログを読む上で、まず前提として知っておいて欲しい概念があります。

それが「自己愛」。自分を愛することです。自分を愛することが出来るかどうかが、あらゆる成功の鍵を握っているということです。

何故そんなことが言えるかというと、自分のことを愛していないと、自信もやる気も意志も何もかも生まれないからです。

『自分を愛する技術』は全ての成功哲学の土台である自己愛について、物語形式で分かりやすく解説した本です。

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例えばアニメ、マンガ、映画、本を鑑賞する時、この「自己愛」という観点で楽しんで欲しい。そうすれば、感動するような全てのコンテンツはこの自己愛の重要性を説いていることが分かるはずです。

自己愛とはなんぞや?

僕たちは、様々な想念(常識のようなもの。あまりに当たり前とされて意識すらされない)に支配されています。

本の中では「刺し身に醤油じゃなくてソースじゃダメなの?」という例を出していますが、よくある話しとしては、

  • 人には優しくしないといけない
  • 部屋は常にキレイじゃないといけない
  • 人には挨拶できないといけない
  • 他人と合わせなければいけない
  • 勉強しなければいけない
  • 一生懸命汗水垂らして働かなければいけない
  • 良い子でなければいけない
  • 親に逆らってはいけない
  • 先生の言うことは聞かないといけない

数え上げればキリがないのですが、上に挙げたことは本当に正しいものなのか?考えてみて欲しいのです。

想念は国、文化によって違うでしょう。価値観に絶対的なものはない。

しかるに、僕たちは「勉強が出来ない自分に価値を感じることが出来ない」のです。

小さい頃からテストで順位を付けられ、1番の子は偉い、ビリの子は「ダメな子」という烙印を押されます。

勉強できないことが本当に価値の無いことなのか?クズなのか?

想念から外れたらダメであるという強迫観念

僕らはまず、想念という前提となる常識のようなものに支配されていることを認識すべきなのです。

想念に支配されているから、自分の本当にやりたいことを熱中してやれないのです。思い切り好きなことをして生きていけないのです。

例えば僕は、大学受験をするときに、こういう人と出会いました。

良い大学に行って自分を馬鹿にした奴らを見返したい。

もちろんこういう動機の元で頑張ることは結構だと思います。

でも、この動機の根源には「自分には価値がない」という考えがあるのではないでしょうか。

自分に価値があると感じているなら、自分を愛しているなら、仮に「お前は馬鹿だな」と他人に言われても気にすることはありません。「うっせーばか」で終わります。

 

ニートやフリーターはダメ、クズという考えも同様でしょう。もちろん当人や当人の家族の気持ちになってみたらまた変わってしまうかもしれませんが、それが本当にクズなのか?ダメなことなのか?絶対100%そうだとは言えない気がします。

ニートの人たちはこの自己愛が無いために変わることも出来ず、行動することも出来ないのではないかと思っています。

常に「自分はだめなやつだ。価値がない自分は頑張らないといけない。頑張って人よりすごい何かを手にしないと幸せになれない。愛してもらえない。」このように考えて頑張る。でも結果が出ない。よって自分には価値がないし親や家族、好きな人に愛されないと思い込んでしまう。

僕は職業柄、高校生や若い人たちと話すことが多いのですが、「親が勉強や成績でしか自分の価値を認めてくれない」ことで悩んでいる人はとても多いです。

親に愛してもらいたいために勉強頑張る、でもなかなか頑張れない、自分はだめなやつだ。苦しい…。

誰にも愛されなくていい、まずは自分が自分を愛してあげよう

僕らは他人から愛されたいと願う生き物です。それはもちろん結構ですが、他人から愛されなかったとしたらどうすればいいでしょう?

僕は、まずは自分が自分を愛してあげることを提案したいのです。他人じゃなくてまずは自分から。

自分を愛するって具体的にどうやんの?と思うかもしれませんが、

まずは自分を責めることを止める。ダメな自分も全て「これが自分なんだ」と受け入れてしまう。

これをやってほしいなと思います。

僕らは無意識で「だからお前はダメなんだ」という言葉を自分自身に投げかけています。試験に落ちた時。なかなかやる気が起きない時。朝寝坊した時。恋人と喧嘩した時。仕事がうまくいかない時。

口に出す言葉でも、つい思ってしまう事(セルフトーク)でも「しまった、、、やらかしたぁ〜、ダメだぁ」と思ってしまうことはあると思います。

 

それを止めていくこと。

 

これは、簡単なようでけっこう難しいです。何故かと言うと、自分を責めることが習慣だったので、それを止めるとなんか気持ち悪くなるから。

それと、自分を責めずに前向きになると、頑張らざるを得なくなるからです。人は時には頑張りたくないために「自分はダメだから…」と自分を責めて言い訳、逃げ道を作ってしまうことがあります。

誰も好きで自分を責めたりはしません。メリットがあるから責めているのです。これに気づくと、自分の考えやセルフトークに自覚的になると思います。

ぜひやってみてください。

「自分に厳しく、人に優しく」じゃダメ

こんな言葉、聞いたことありますよね。小さいころからこんな言葉で自分を甘やかすな!と僕は言われてきました。

でも、僕は違うと思うのです。

自分を愛するって、少し言葉を変えると「自分に優しくする」ということだと思います。

あなたは他人に優しく出来ますか?多くの日本人は人に気遣いができるし優しい素晴らしい民族です。

でも、何故か自分には驚くほどに厳しいし優しく出来ませんよね。

あなたは家族や兄弟が頑張らなかったからといって「お前はダメだな」としか思えませんか?「仕方ないなぁ」と思えますよね。もちろん毎回ではないかもしれませんが、許すことも出来るはずです。

ではなぜ、自分ができなかった時も「仕方ないなぁこいつは」と言って許してやれないんでしょうか?

もっともっと自分に気を遣って、自分に優しくしてもいいんじゃないでしょうか?

自分に優しくする=自分を甘やかすと思っている人も多いと思いますが、そうではありません。優しくするのと甘やかすのは全く違います。

例えば受験勉強を頑張っている人が、寝坊してしまった時…

  • 甘やかす=寝坊しちゃったなー、まぁいっか。(二度寝したりする)
  • 優しくする=寝坊しちゃったか。こんなんじゃダメでもっともっと頑張らないとな。今日はもっと早く寝よう。

前者はただ自分を甘やかして努力する気がありません。

でも後者は自分を奮い立たせつつ、でも自分のことは責めずに前を向いています。

「優しくする」の中にはある程度の厳しさも含まれていると思うのです。教師やコーチ、親が愛情を持って叱るのと同じように。でもそこに責める気持ちはありません。これがちょっとさじ加減難しいところなんですが…笑

自己愛の観点で見ると面白いアニメマンガ映画

最後に、自己愛の観点で見ると面白いかなと思ったものを僕の独断と偏見でご紹介します。映画は今年見たものをピックアップしますね。

  • アナと雪の女王…「ありのままで」は最高の自己愛を表現していますよね。歌だけに注目しがちですが、その言葉の意味、エルサの生き方などにもっと注意を払いたい
  • 晴天の霹靂…自分を愛せない、親から愛してもらえなかったと錯覚した主人公の話。僕らは必ず誰かから愛されていることがわかる号泣必至の作品。
  • 思い出のマーニー…自分のことが嫌いな女の子が主人公。そんな主人公が大きな家族愛の影響で自分も他人も愛せるようになっていく感動の物語。
  • 3月のライオン…過ちを犯し、自分のことが認められないプロ棋士が主人公。自分を愛せない主人公が、愛の溢れるとある家族と過ごすことで、次第に冷めた心が温まっていき、人を愛せるようになっていく物語。
  • ラブライブ…アイドルアニメと思われがちだが、二期は自己愛の観点で見ると驚くほど精巧に寝られた話になっています。自分に自信のない女の子が仲間と一緒に過去のちょっとした苦い経験や抱えている不安を乗り越えていく絆の物語。
  • アイドルマスター…これもアイドルアニメだが、アニメ版は涙無くしては語れない。自分のことを許せないとある人物が、仲間と一緒に過去のトラウマを乗り越えてトップアイドルに成長していくお話。ちなみに劇場版も必見。自分を責めて責めて動けなくなる新人アイドルが、先輩トップアイドルに引っ張られて自分を取り戻していくお話。
  • あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない…過去の経験が大きなトラウマになっていて、その傷を抱えたまま苦しむ幼なじみ5人が主人公。メンマという女の子が幽霊となって登場するが、その子を成仏させようと奮闘する中で、5人がそれぞれの「自分の許せない部分」をさらけ出して向き合って、克服していく物語。

他にも挙げればキリがないのですが、このあたりの作品は自己愛の観点で見ると、とても面白いものになっていると思います。ぜひご覧あれ。

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